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ゆっくりと染める…<ユックリ染め>入門

このホームページは,<折り染め(おりぞめ)>の手法として<ゆっくりと染める>を意識して取り組むことで今までの<折り染め(おりぞめ)>の世界が広がることを提案しています。

今まで<折り染め(おりぞめ)>をやってきた人にとっては,こんな風になったこともあると思われるかもしれません。今までもあったという意味では,新発明ではありません。しかし,<ゆっくりと染める>を意図してやることでできる模様が確実に増えます。ですから,新発明ではありませんが,新発見です。それも,大発見とわたしは思っています。

より多くの人が試してみることができるように,いくつかの課題を公開します。ぜひ,実際に試してみてください。

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             おりぞめ染伝人(山本俊樹) 2017年3月11日

 

 

<ゆっくりと染める>手はじめ

<おりぞめ>をしっていますか?

和紙を折り畳んで,染料で角や辺を染めて広げればきれいな模様ができるのを<おりぞめ>と言います。

おりぞめについては,山本俊樹編著『みんなのおりぞめ』仮説社発行という本があります。

http://kasetusha.cart.fc2.com/ca22/1208/p-r-s/

 

 

ここでは,<ユックリ染め>について,その手はじめとして<ゆっくりと染める>方法を公開します。

道具や材料については,『みんなのおりぞめ』で記述してある染料や障子紙を使ってしています。

 

 

 

 

●初めてあるいは,初心者の方へ

 

『みんなのおりぞめ』にはまったくおりぞめをしたことのない人のために,染料の手に入れ方,染料の扱い方,和紙(障子紙)の準備などについて詳しく記載してあります。このページにはその部分は記載していませんので,ぜひ,参考にしてください。用意ができたら,はじめから順番にやってみてください。一枚目,二枚目ぐらいまでは,どういうことかわからなくても,そのまま,一通りやってみてください。正しいとかまちがいとか気にしないで書いてある通りと思うようにやってみてください。そうして,一通り終わったら,また,最初からもう一度やって見られることをお勧めします。そうしているうちに,<ああ,そうか>と見えてくることは保証します。繰り返します,最初はわけがわからなくても繰り返しているうちにできてきます。ものを作っているのですから,最初からうまくいけば,それは手はじめにはなりません。はじめはうまくいかなくてもだんだんとうまくいくようになります。そういうものです。

 

 

●おりぞめ経験者の方へ

 

用意ができたら,はじめから順番にやってみてください。<ゆっくりと染める>って,こういうことかとすぐにわかるかもしれません。あるいは,今までと違わないかもしれません。しかし,それはもしかしたら,今までのおりぞめのやり方をしているだけかもしれません。何より,つけて待つということが難しいかもしれません。はじめは,待つのではなくて放置する気持で取り組むぐらいでちょうどいいかもしれません。また,今までは,染めている上からはあまり重ねません。染めていないところを染めるために白いところをなくしていきます。しかし,<ゆっくりと染める 手はじめ>では<重ねて染める><白いところを残す>とどちらかといえば今までのおりぞめではしなかったことをすることになります。今までと違うやり方に抵抗するのは仕方ありません。ですから,文章をよく読んで,図をよく見て,自分のやり方と違ってもその通りしてみてください。そういっても,その通りにしないかもしれません。それは仕方ありません。ですから,とにかく,一通りやってみて,そのあと,もう一度最初からやってみてください。繰り返していくことで<ああ,そうか>と見えてくることは保証します。とにかくやり続けることで今までとの違いに気がつくと思います。今までとは違う染め方なので,今までのやり方が身についていれば,それを捨てることになる気がして抵抗するかもしれません。しかし,捨てるのではなくて,今までとは違う手,選択肢を拾うと思って取り組んでみてください。

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2017年のおりぞめフェスティバルは8月7日に神奈川県相模原市のソレイユさがみで実施します。詳しくは後日発表。